トイレ自体に全く無関心だった息子

トイレ自体に全く無関心だった息子

 未熟児まではいかないものの予定よりも早く小さく産まれた息子は、周りで何が起こっていいようが全く意に関せずと言った感じの何をするにもマイペースな子供でした。離乳食は食べないし、断乳の度に発熱するし、いよいよと思って始めたトイレトレーニングもすんなりとは行きませんでした。3歳ともなれば、まわりの同じぐらいの子は、殆どオムツをしていません。焦るのは親ばかりで、パンツが濡れようが〇んちを漏らそうが、息子はへっちゃらで遊んでいます。「〇〇くん、くちゃい」なんて、お友達にまで言われる始末。それでも、本人は、平気でヘラヘラ笑っています。

 この子には、気持ち悪いとか、恥ずかしいと言う感覚はないんだろうかと、こちらが何度泣きそうになったことか。もしかして、何か病気なんだろうかと心配にもなってきます。これはもう持久戦だ!ということで、お漏らしを追いかけて畳や床を拭きまわる日々。本人が気持ち悪いと思うことが一番大事なんだと、こちらも言い聞かせる毎日。夏前に始めたトイレトレーニングは、ゴールをみないまま冬を向かえようとしていました。

 冬場のトレーニングは、成功の確率が少ないとかであまり勧められないんですが、やり掛けたものを止めてまた暖かくなってから再開なんて中途半端なことすると、なんだかもっと状況が悪化しそうな気がしたので、そのまま続行。

 そうしたら、なんと!真冬を迎える前にすんなりトイレで、大も少もするようになったんです。これは、親の粘り勝ちというよりは、寒くなって沢山洋服を着るようになったので、パンツだけじゃなく長ズボンまで濡れる感触が物凄く気持ち悪かったんでしょうね。やっぱり、本人が気持ち悪いと思わないことには、ダメなんですよね。

 そんな息子ももうすぐ三十路。普通にご飯を食べて、普通にトイレへ行って、普通に会社員をしてます。